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ニュース

2020年8月14日 (金)

重症者は多くない?

 東京都の小池知事が毎日感染者数を発表する際に、重症者が少ないと言う。無能でやる気のない首相も同じ事を一つ覚えのように言う。
 四月末までの東京都のコロナによる死亡者は一二〇人、六月末までが三二五人、八月一三日夜の関係サイト更新の時点では三三八人死亡で、重症者は二一人である。極論であるが、五月以降、感染者がなんとか命をとりとめていたとすると、現時点での重症者数の最大値は三三八マイナス一二〇プラス二一の二三九人である。都知事や首相の頭には重症者が減少した理由に、快方に向かっただけでなく、死亡したことがあるのが欠落している。一刻も早く無能な指導者(含む財務相、官房長官、幹事長外多数)を一掃しなければならないことがこの点からもわかるであろう。与党が反省すれば今すぐにでもできることである。それが世論の期待に応えることになる。日本を外国人でも住み着いて才能を開花して生活できる環境にすることが大切である。日本列島がこれまで発展してきたのはこの点が大きかった。
 日本全体でも確認すると、四月末までの死亡者の累計(内はその時点の重症者数)は四五七人(四一五人)、三九県で緊急事態宣言が解除された五月一四日の時点で七一三人(二四五人)、全国で解除された二五日で八五二人(一六五人)、八月一三日時点で一〇七七人(二〇三人)である。これも東京都で宣言が解除されて以降、全国で三六四人が死亡しており、これがなお延命できていたら最大の重症者数は五六七人となる。これでも重症者は少ないのだろうか、マスメディアはしっかり追及すべきである。
 重症者が一五日現在で七二名と全国最多の大阪府のデータを追加する。宣言解除の五月一四日の累計死亡者は六三名、八月一五日現在では一〇六名と、解除後四三名が死亡している。同様の仮定で死亡していなかったら最大で(回復する可能性もあるが)一一五名が重症者となる。大阪府の実情を知らないので、東京都より死亡をなんとか食い止めているのかどうかはわからない。
 ついでにやはり厚生労働省のPCR検査数がおかしい。八月一四日は全国で55240となっており、これも疑問視した五日の39723を更新して最多である。日経のサイトは同じだが、どこが特に増えたのかみてみると、奈良県は最大6000近くを記録したと思えば、一五日はマイナス4000弱と混乱している。東洋経済のサイトでは九日が5847とあるが、その前後は0と理解しがたい状況である。千葉県も一二日が7358という東京以上でとてもありえない数字である。神奈川にいたっては一四日が37032となっている。当該県のサイトでは神奈川は一三日の2113まで掲載、千葉では一四日が534である。NHKは一三日の19476まで掲載している。
追記:東京都は重症者の基準を勝手に変えていたことが判明。ICUに入っていれば重症者だが、人工呼吸器を付けていない人を除いて、数を少なくごまかしていた。

2020年8月11日 (火)

PCR検査件数

 日経のサイトをみると、八月五日の全国の検査数が四万件弱となっていた。その前後の検査数は二万五〇〇〇件程度なので、どこで検査が多かったのかと思った。念のため厚生労働省のサイトで確認すると同じであった。日経が全国の検査数については厚生労働省のデータを利用していることは前述の通りである。
 日経のサイトでは主な指標については都道府県毎にみることができるので確認すると、神奈川県の検査数が一万八千件弱であった。東京都の最多検査数(最初に発表された件数がその後の追加により増加)は七月二七日の六四三八であり、これは両者の感染者数(東京が神奈川の三倍程度)からみてもありえない。そこで神奈川県のサイトで確認すると、八月五日の検査数は二千件弱であった。その前後は最多でも二二〇〇程度である。日経のサイトに入力ミスによる誤りがあり、それが後になっても訂正されないことは述べた通りであるが、「厚生労働省よ、おまえもか」である。八月五日の全国の検査数はその前後より一万五〇〇〇件多く、その日の神奈川県分は実際より一六〇〇〇件多かった。他の都道府県分についても誤りがあるかもしれないが、問題は訂正されていないことである。ちなみに感染者数が東京に次いで多い大阪府では八月四日の二三七九人(こちらは検査人数)が最多である。大阪府のサイトでは五日までしか確認できないが、日経のサイトで確認すると、七日の検査人数が二六〇〇人程度で最多である。こちらは八日まで掲載している(NHKのサイトでは厚生労働省まとめとして検査実施数のグラフを掲載しているが、五日が最多だが、その数は二八八三五件と妥当な数字である)。
 おそらく、国でもコロナ禍に関係する部署の職員の労働環境は最悪のレベルにあるのだろうが、他部署・他省庁の統計のプロがチェックしてもよいのではないか。東京都のデータも陽性率のデータのもととなる検査人数と陽性者数は七日夜の更新で止まっており、検査実施数のデータも八日夜の更新から一向に改められていない。日経のサイトでは東京都の検査数は七日の二〇〇〇弱のままであるが、これはいつの時点の発表数であろうか。
 なお、旧国の中で日本海側の人口減少地帯ではコロナ禍の感染者が出ていなかったが、八月九日の出雲部でのクラスターに関する知事の会見の最後に、旧石見国での最初の感染者が確認された。前に述べた旧国で今どうかなど調べる気力もないが、都会から人がやってきたためではなく、都会へ出かけて帰った人であった。出雲部のクラスターも遠征試合による可能性が大きい。学校のHPでは感染防止のため、ドアの取っ手をなくして、押して開けるタイプに更新したことが記されていたので、ある程度は注意をしていたが、遠征でウィルスが持ち込まれると、どうしようもない。昨日からはじまった甲子園の大会が中止にならなかったことが不可思議である。これがサッカー部ではなく野球部だったらどうであったろうか。
NHKのデータも追加が加わったのが五日が三三二八五件、六日が最多で三五八二五件となった。一〇日の一〇四二一件まで表示(12日21時)。

2020年8月 1日 (土)

コロナ関係データの見方

 当然のことながら、全国の状況以上に自分の居住する自治体の情報を確認しなければならない。
 七月二九日に全国で唯一感染者が未確認であった岩手県での感染が報告されたが、島根県での感染報告は出雲部に限定されており、旧国名の石見と隠岐では未だ感染者の報告はない。そこで他に旧国名単位で感染者がないかを確認してみた。あるとすれば離島であるが、最多と思われる淡路国は一四例報告されている(7/30現在)。対馬では7/30日に初の感染者一名が報告された(長﨑県内六二例目)。壱岐は感染者は三月一四日から四月五日までに六例(その時点の長崎県全体は一二例)確認された後はないようである。残るは佐渡であるが、7/22日に初の感染者が確認され、一名である。という事で旧国名単位では石見と隠岐のみが感染者ゼロである。
追記:気になった日本海側についてざっと確認すると、但馬、若狭(福井県では120を越えているが関係市町のHPからは発生している様子はうかがわれない)、能登についても感染者が確認されていないもよう。丹波(兵庫管内は無いようだが、京都府管内で。)、丹後(人口20万弱であるが、丹後郷土館が活動を継続)は確認されている。石見は人口20万程度であるが、能登も20万程度、但馬については16万人(正確には但馬県民局管内)以下である。地域史についても研究がほとんどないので気にはなっていたが、日本海側の過疎の状況をいまさらながらに認識した。
 以前から日経のコロナのデータの問題点を指摘したが、それはNHK、東洋経済のサイトでも同様である。他のサイトも同じであろう。厚生労働省のデータはどうであろうか。データがその時点のみで、過去に遡って確認できない。
 東京都のデータで発表から更新により変化(ほとんどが増加であるが、まれにデータの日付が誤りであったためか減少することがある。昨夜はデータによっては六月末まで修正した)しないのはマスメディアで最初に報道される感染者数のみで、その他は四日程度は 追加があり、修正している。現在問題のPCR検査数も昨夜の時点では七月二七日の6189が最多である。ただし、このデータからは四連休中に検査数が少なかったことがそれほど明確ではない。感染者数と同様、24時間単位で集計するが、こちらは追加により過去のデータも上昇していく。ところがマスメディアのサイトは最初に報道された数でグラフを作成したままで、その後の追加は反映していない。厚生労働省のデータも怪しいが(都道府県から、過去のデータの修正を含めて、報告している可能性は少ない)、各サイトが厚生労働省のデータを参照していることは確かである。
 話を戻すと、東京都では二三日以降の四日間のデータが少ないのは確かだが、検査日とはズレがある。順に2433、1652、3343、1135である。その前後は二二日が5710、二七日が最多の6189である。このデータは検査日ではなく、報告された日が基準なのでズレている。また検査人数ではなく検査数である。これに対して陽性率の算出データとなるのは陽性と判明した日を基準としたデータである(これとは別に陽性が確定した日を基準としたデータもある)。こちらは二二日の検査人数が二二日から順に2437、2796、1697、2930、1471、5258で、それぞれの日の陽性率は6.3%、9.0%、6.8%、5.1%、4.7%(その後は、7.3%、7.9%、7.0%であるが、こちらは検査人数を含めて今後の追加がある可能性が大きい)。

2020年7月28日 (火)

数字のマジック

 二七日夜の東京都の更新で、判明日による陽性者数が増加した。前回述べた二一日分は241が276に増加したのにとどまったが、二二日分(二五日の更新で初登場)が140から329に増加し、感染者数最多である二三日の366がある程度説明可能となった。一方、都知事は、131人の感染が確認されたが、それは検査数が連休で846と少ないためだと、いつものようにほざいた。何も理解していないことがわかる。これなら感染率15.5%となるが、それを質問する記者もいない(二つの数字には日のズレがある)また、現在のように感染者が増加している中で、なお検査が行われていないという問題もある。ここ一ヶ月の日曜日(六月二八日以降)の検査数は419→764→730→832→945と相対的には増加しているが、最多である二二日の5363(こちらは更新で数字が増加する)と比べれば少ない。陽性率で使用される検査人数(内数は陽性者数で、こちらの数字は対応しており陽性率が出されている)では、569(32)→900(92)→961(53)→1095(77)→1216(85)と増加しているが、本来ありうべき数字とは一桁違う。
 昨日は韓国の竜星戦三番勝負第二局、日本の女流立葵坏挑戦手合第二局、名人戦リーグ井山-張戦が注目されたが、すべて半目勝負であった。日本と韓国は白にコミ6.5を与えるので、黒番は盤面で7目以上の差を付けないと勝利できない。これに対して中国はコミ7.5なので、ルールで勝敗が逆転する。日本では一時期、当時の二大タイトル名人戦と本因坊戦でコミが違っていたことがあり、ともに林海峰-石田芳夫で争った挑戦手合いの勝敗が異なることになった。問題はAIで、AlphaGoの引退以降、世界の囲碁AIは中国が主導していることもあり、多くの囲碁AIはコミ7目半の設定となっている。そのため、AIは白半目勝(終局直前には100%に近づいているはず)としながら、日本と韓国では黒半目勝となる。youtubeの囲碁中継で日本棋院が利用しているKATANAというソフトはコミ6.5に対応していることが利点だというが、その形勢判断は接戦の場合は課題がありそうだ。
 立葵坏はAIが黒優勢の判定をしていたが、解説者はAIは攻め取りの判断が十分ではないのではないかとしつつ、白が優勢であるとしていた。その後、白にミスが出て損をしたが、結果は259手で白半目勝で、解説者の説が正しく、AIの課題が明確となった。名人戦は挑戦者決定に影響する一局なので急遽中継されたが、立葵坏以上に微妙で形勢が揺れ動いた。新聞解説の担当者高尾九段は一段落した段階で白優勢となったが、その後ミスが出て形勢不明となり、AIでは優勢であった黒に最後にミスが出て、261手で白半目勝ちとなった。韓国では朴廷桓九段-申眞諝九段という現在のランク2位と1位(世界ランクでは3位と1位)の対局で、361手で白番申氏の半目勝ちであった。361は囲碁版の目数(19×19)と同じという長い一局であった。上には上があり、2006年の名人戦挑戦手合第4局は364手で挑戦者(高尾九段)の黒番半目勝だったという。コミが5.5から6.5に変更されたのは2002年11月6日であり今と同じである。改訂前(コミ5.5)五年間の日本の公式対局で、黒の勝率が51.855%であったことから、6.5目に修正され、修正後四年間では黒の勝率が50.59%とわずかに低下した。最近のデータでは2018年の日本の公式戦で白の勝率が50.9%と変化している。半目勝は全4210局中黒105、白98と差が無いが、その出現率は5%弱である。AIの影響で定石が変わってきたことが白有利に変化した背景であろうか。2016年3月にAlphaGoが韓国のトッププロに4勝1敗、2017年5月には新バージョンが当時の世界ランキング1位の中国プロに三連勝している。
 韓国の申九段は現在20才で、昨年2月に長らく1位であった朴九段に替わって韓国1位となった。18才10ヶ月であった。今年の世界戦を含む公式戦の成績は38勝4敗。中国の柯潔九段は17才で国内タイトル挑戦者となり、18才1ヶ月で中国ランキング1位、18才5ヶ月で世界戦で優勝したが、19才10ヶ月でAlphaGoに敗北し、20才5ヶ月でAlphaGo引退後最強のAIとなった中国の絶芸(Fine Art)には置碁(黒番でコミをもらう)で敗れた。藤井棋聖と将棋AIとの対戦を望む声があるが、将棋AIは囲碁よりはるかに早い時期に人間を追い越しており、人間がわずかに死活判定で勝っているのみとされており、詰将棋なら勝利する可能性はあるが、実戦では柯潔九段がAlphaGoに敗北して涙を流したのと同じ結果となろう。柯潔九段はその二日後に世界戦で韓国棋士と対戦して勝利した際に「人類との対局はこんなにも気楽」とつぶやいたとされる。ただし、将棋AIは囲碁AIのように巨大企業が開発に関与していないという違いがある。AlphaGoは最終的には、囲碁だけでなく、将棋、チェスにも対応したAlphaZeroとなっていた。Zeroは2017年12月にチェス、将棋の最強ソフト、そして囲碁専用のAlphaGoZeroを凌駕したことが発表された。チェスでAIが人間を上回ったのは1997年、将棋の場合は将棋連盟がAIとの対局に消極的であったため不明だが、2013年から14年には人間を上回ったと思われる。将棋と囲碁の場合の数の違いから、囲碁はなお10年以上かかるとされたが、ディープラーニングの手法と圧倒的なコンピュータのパワーが、不可能を可能とした。

2020年7月26日 (日)

東京のデータが変?

 これまで毎日夕方に発表される①感染者数と陽性率のコーナーの②陽性者数をみてきた。検査してから感染者数として公表されるまでのズレが生じることは説明がつくと思っていたが、ここにきて説明不能となった。①は検査結果の判明日(区・市から都に報告)を基準とする数字で、②は区・市に発生届が提出された日を基準とするとあり、①は一度発表されると不変であるが、②はその後の追加で増加する。そして結果的には②と①の数字には1~2日のズレがみられた。具体的には②は七月一六日に「340」という最多の数字を記録した。その前後一五日が「287」、一七日が「278」と、一六日が頭一つ抜けていた。これが①では一六日が「293」、一七日が「293」、一八日が「290」と分散した形となった。これは十分理解可能である。その一週前も同様であった。ところが次の週の①は周知のように二三日が最多の「366」を記録し、二二日は「244」、二四日の「260」に差を付けている。ところが②をみると、二一日の「242」が最多で、二〇日が「206」、二二日が「140」と①との差があまりにも大きいのである。東京都は「モニタリング項目」ではなく「その他の参考指標」の中で、③検査により陽性であることを医師が確認した日別(確定日別)に整理した陽性者数も公開している。②の判明日と③の確定日の違いは微妙でそれほどの差がでるはずはないが、③は①の数字と一日ずれた形で。二二日が「386」で最多で、二一日が「244」、二三日が「259」である。
 ②の数字はなお追加される可能性があるといっても差が大きすぎる。例えば②で今週最多である二一日の「241」は二二日に初めて「217」とされ、二三日、二四日は更新がなく、二五日に「241」となった。とても①の最多である「366」まで増加するとは予想しがたい。なぜ②を問題にするかといえば、②の数字を検査を受けた人数で割ったものが「検査の陽性率」として現状を判断する根拠となっている。実際には一日の数字ではなく、一週間の数字から算出しているが。それにしても今週は、検査人数を含めて少ないのである。一日毎の陽性率はここ最近では二一日の7.0%が高く、二四日は5.9%である。東京都が公開している一週間の陽性率は6.3%である。現時点で今日二六日の更新はなされておらず、二五日20:30の更新となっている。間もなく更新があるかもしれないが、これまでの数字からすると、②の二一日の「241」と①の二三日の「366」の間の隔たりは余りにも大きいのである。
 日経のデータでは大阪府PCR検査数は一九日が0、二〇日が2800以上となっているが、大阪府のサイトをみると、1600以上の日はない。早くミスを訂正すべきである。七月二〇日の時点で、日本の人口の四割強の韓国で、日本の二倍以上のPCR検査が実施されてきた。

2020年7月24日 (金)

東京都下のコロナ禍データ

 昨日判明した感染者数(検査から公表まで四日程度かかるという)が過去最多の366人となった東京都のデータは毎日閲覧しているが、個々の区・市、とりわけ感染者急増で警戒されている新宿・池袋と新宿区に次いで感染者数が多い世田谷区のHPを閲覧してみた。
 池袋のある豊島区はほとんど独自性が感じられない。区内の発生状況も都発表分の累計数を出し、後は都のサイトで確認してね、という感じである。七月一三日のブロク記事で七月一一日時点で三〇一というのを都のHPから載せたが、その後の増加数は5、5、4、7、6、15、3、0で、七月二〇日現在三四五人である。都のサイトでは二二日現在三六〇人で、本来、区のサイトで最新の情報が得られるとの予想は、見事に外れてしまった。ちなみに、豊島区長は都知事(国会議員時代の選挙区であった)べったりの人物とされている(新宿区長と豊島区長への対応があまりに違うとの報道)。どこを向いて仕事をしているのかわからず、お粗末。
 新宿区は「小池都知事はコロナ感染者数を操作している 「連日200人超え」を演出したカラクリ」との記事の中で次のように言及されている。「新宿区は区のPCR検査スポットで判明した新規感染者も、別途公表している。それを見ると、都が発表した区全体の新規感染者が2人だった6月30日、検査スポットで判明した陽性者数は42人。9人だった7月1日は25人で、3人だった6月23日も12人。だが検査スポットでの数字は、新宿区全体の陽性者数の一部であり、それが全体数を大きく上回ることなど、本来ありえないはずである。」。その記事には都と新宿区の感染者数の表が掲載されており、七月三日、四日の区の感染者数は42,44である。都のところで述べたように、陽性者数は検査日基準で発表され、感染者数は当日九時までに区から都に報告し、それを都がとりまとめて24時間に判明した数として公表しているようであり(公表前=昼過ぎに都知事が何人程度だとほざいている)、検査から結果が出るのに四日程度かかるためのズレだと思われる。
 新宿区長は政府与党都議会議員(著名な歌人夫婦の孫である国会議員の秘書出身)からの転職で四八歳。コロナ関係データは豊島区よりましだが、やはり都のサイトに依存している。区のPCR検査数は月ごとに公開されており、六月は検査スポット分が一二六六人受診で二二六人陽性、区保健所による事業所のクラスター対策検査分が四五九人受診で一一七人陽性となっている。スポット分が70%程度を占めている。
 これに対して東京都最多人口の世田谷区のサイトは詳細且つ独自性があり、関心をもたれた方は是非、自分の目で確認していただきたい。区長が違うと姿勢を含めて全くレベルが違うことが実感できる。区長は元社民党国会議員であるが、その名が知られたのは内申書と入試に関する裁判である。国会議員時代は個人での当選ではなく、惜敗率による復活か比例によるもので、特に前者に対して批判する意見(小選挙区で大敗した人が当選するのはおかしい)があったが、2011年に前区長の引退をうけて、候補者七人による選挙で勝利し、その後は二回の選挙で政府与党候補者に大差を付けて再選されている。そのブログをみれば政治家としての人となりと力量がわかる。まさに無能な首相の対局にある人物で、実績を評価され個人票を集めたのである。日本の政治家で個人票で当選できる人が何人いるだろうか。ブームで当選したかと思えば、その実績でメッキがはげてしまう人が多い。その世田谷区長が都はコロナ問題でほとんど頼りにならないと述べている(論座の愛知県知事との対談)。なお一一日現在で、新宿区1101、世田谷区614、豊島区301であることを紹介したが、都公表の二二日現在はそれぞれ、1550、775、360であり、一一日間でそれぞれ、449、161、59増加とどの区も多いが、やはり豊島区は新宿区とともに名指しで報道されたほどではない。都のデータは感染者数以外二二日夜の更新が最後となっている。追加が予想されるためであろうが、一日毎にきちんと報告すべきである。

2020年7月22日 (水)

東京都の死亡数とコロナ禍

 六月中旬に東京都の四月の死亡者が過去五年の平均に比べて1058人多く、その多くはコロナ禍ではないかと報じられた。四月末のコロナ禍による死亡者の累計は120人だったが、実際の死亡者ははるかに多かったと主張していた。大筋では正しいと思われるので、データを確認してみた。なお、記事によれば昨年一二月~今年三月の超過死亡数はそれぞれ323、259、-703、423であり、1058という数字が大きいのは間違いない。本来、その月の末に人口統計が更新されるが、四月のデータは六月一四日になってようやく更新されたという。その直後に前述の記事がアップされた。
 とりあえず五月をみると、例年(三年分を比較)は四月より1000人以上多いが、今年は800人少ない。推測ではあるが、五月(正確な数は不明だが、首都圏での累計死亡者は五月末までは四月に同程度のペースで増加していたが、六月に入り増加のペースが落ちている)も四月と同様のコロナ禍による死者があったが、コロナへの対応が進んだために、漏れた数は減少したのであろうか。
 とりあえず、二〇一九年一年分と二〇二〇年と二〇一八年の一~五月分のデータをメモしてみた。その際に、出生者も確認し、且つ東京都全体とともに、感染の中心は区部だとの予想に基づき区部のみのデータも確認した。問題の四月を区部でみると、二〇一九年より415人、二〇一八年より756人多い。今年の四月が多いのは確かである。五月の死亡者6332人は区部のみでも今年で最少である。
 ここからコロナ禍から離れるが、年間で死亡者が多いのは一月で二位の二月を2000人以上、区部のみでも1500人以上引き離している。出生数では五月と七月が多く、これに次ぐのが一〇月である。これに対して最少は二月である。多くの月で死亡者が多いが、七月は出生者の方が多い。区部に限れば、八月、九月も出生数が上回っている。この違いの原因は区部以外で高齢者の割合が高く、死者が多いためである。九月の区部では238人出生者が上回ったが、全体では503人死亡者が上回り、逆転している。東京都の区部ですら、人口は自然減で、社会増により全体では増加していることがわかった。
 東京都のデータについては、毎日上書きしていたが、ここ一週間ほど、検査日による陽性者数のみは七月のデータを残して、どのように追加され変化したかを確認したい。報道される感染者数との関係をみるためである。検査数が極端に少なくなる日曜から土曜までを一単位としてみると、これまでは検査日に基づく陽性者数(後日に追加される)が増加して一日ずれて感染者数(追加はない)が増加していたが、今回はやや理解しがたいデータとなっている。陽性者数は一五~一七日(最多は一六日の337)が多く、感染者数は一六日~一八日(最多は一七日の293)が多かった。それが、追加があるであろう陽性者数が一九日70,二〇日131であるのに対して、感染者数は二〇日168、二一日237とかなり差があるので、どのように追加され変化したかを確認する。一週間前の陽性者数は一二日53、一三日167であったが、一九日と二〇日は今後の追加で一週間前を上回り、ピークも最多の337を更新する可能性が高いと予想している。当然、感染者数の最多も更新することになる。

2020年7月20日 (月)

二つの感染者数

 東京都の公開するデータで、唯一その後の変更(更新)がないのが、その日(何時からの二四時間かは不明、大阪府は一六時で区切っている。)の感染者数である。検査がいつ行われたかに関係なく、二四時間で判明した数字である。正確には「新規患者に関する報告件数」で、保健所から発生届が提出された日を基準とするとの注記がある。その意味では全体の傾向をみることはできるがその日の陽性者数としては不正確である。これに対して「検査の陽性率」で示されている「検査人数」は、検査日毎の人数である。こちらは検査結果が出るまでの時間差に応じて四~五日の間追加されている。少し前は二~三日だったが、検査数が増えたことで、幅が広がったのだろう。以下では前者を感染者数、後者を陽性者数(名前の違い以上に内容に違いがある)と表記する。
 緊急事態宣言中の感染者数のピークは四月一七日の206であったが、陽性者数は四月一一日の159である。四月の合計では感染者数の3207に対して陽性者数は1502と倍半分の違いがある。前に検査数と検査人数に差があることを述べた。四月でいうと前者は四月二七日の1747が最多であるが、同じ日の後者は298でしなかい。ちなみに後者の最多は四月三日の551で、この日の前者は557と差が少ない。それが三日後には356に対して1081と一気に差が拡大している。以前は経過観察のため一人で複数回の検査を受ける人がいるからだと考えたが、差が大きすぎる。データの入力を始めたのは七月八日からで、翌九日に初めて記事を上げたが、感染者数以外はその後の追加で数字は増えている。おそらくは、四月には、対応に追われてその後の追加がなされていなかったと思われる。そのヒントとなるのが、日経サイトの「東京都のPCR検査人数」で、この数字は最初に上げられたものへの追加がなされていないのである。その最多は七月一五日で約3800であるが、追加された東京都のデータでは4187、翌一六日は日経では減少して約3500だが、東京都では4485と、最初の発表より1000近く増加している。四月二七日の検査人数を日経でみると約300人である。やはり東京都も以前は後で判明したデータを追加していなかったことがわかる。とすると、緊急事態宣言時のデータを現在のデータを比較するのには限界があることになる。一気に力が抜けてしまった。これも「日経様々」である。これがそのままだったので判明した。となると、政府が把握しているデータも同様ではないか。東京都が公開しているデータが過去には追加がされていなかったのだから。
 ちなみに、東京都の検査数(前者)は一六日までしか掲載されていないが、日経ではすでに一七日の検査数が約1200弱となっている。公開サイトには未掲載だが、報道機関向けには出したのだろう。検査数が少ないのは日曜日なので、一七日の検査数はその後の追加で4000程度にはなるであろう(1200から三倍以上になることが分かっているので掲載を控えているのだろう)。1週間前の一〇日は3956であった。そうなると、日経様々といつまでも言うわけにはいかず。担当者はもっと真面目に更新しろ、となる。
追記:一八日の検査数も一九日には報道機関に配布されたのだろう。日経では2500弱となっている。都は依然として一六日までで、その後の追加もされていない。本日二〇日が検査数が低くなる月曜日で、明日に最初の発表がされるのだろう。日経には一八日の全国の検査人数(検査数であろう)も掲載されており、7000余で、一六日の17000弱が最多である。ただし、実際は追加により変わってくる。
 なお、現時点で陽性者数が最も多いのは七月一六日分で検査人数3827に対して329で、感染率8.6%である。この数字は一七日追加分までしかアップされていないので、検査人数、感染者数ともになお一割程度は増えるのではないか。そうなると350超である。現在一六日の293が最多とされるが、これは一六日の特定時刻までの24時間に報告があった数でしかない。一七日の2週間前の七月四日前後に感染した人が多かったことになる。

 

2020年7月13日 (月)

マスメディアの役割3

 東京都のデータについて述べたが、マスメディアで報道に使用されている「検査実施件数」は7月9日までで更新がストップしている。7月8日分はその後のデータが追加されたのか3500となり、9日が3352である(13日朝の時点。最終更新は10日19時30分。多くのデータは12日20時15分更新である)。全国の状況はどうであろうかと検索すると日本経済新聞の「チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウィルス」に到った。冒頭に「東京都の感染データ」があるのは、現在の焦点であるからだろう。新規感染者数、経路不明者の比率、直近1週間の年代別感染者が掲載され、簡単な解説文が付されている。20代47%、30代24%で、10代と70代以上の感染者は少ない。
 次いで全国の新規感染者が都道府県毎に横棒グラフで掲載されている。20人以上が赤色だが、首都圏4都道府県と大阪が11日分で該当している。全国では372人だが、すでに報道された13日分は400を超えた。続いて都道府県毎のデータを選んで表示させ確認ができるが、その次にある全国のデータを先にみると、全国のPCR検査実施数が縦棒グラフで表示されている。5月8日が13000超で最多で、9日と14日が一万人を超えたが、それ以降は減少傾向で大半が6000人以下である。6月に入り微増となり、7月からは増加率が大きくなった。東京都で述べたのと同様、曜日によって少ない日がある。政府は30000人を実現するといったが、遠く及ばない状況である。そこまで増やす必要はなく、特定の関係者の検査を増やせばよいというのだろうか。
 これに関連して、東京都新宿区は感染者に一人10万円を給付する制度を導入し、これが特定の関係者の検査数を増加させている模様。陽性患者数の累計(12日時点で都全体で7927人)でしか確認できないが、新宿区(こちらは11日までの累計)が1101人と多い。もう一つ注目されている池袋のある豊島区は301人と思ったより少ない。二番目は世田谷の614人である。次いで、港、中野、練馬、杉並と続き、豊島区は7番目である。以上は東京都のデータサイトからの引用である。
 日経のサイトで「東京都」のデータを表示させると、新規感染者数、感染者・回復者・死者数、PCR検査人数、人口10万人あたりの感染状況が確認できる。PCR検査実施数ではなく検査を受けた人数を掲載しており、7月8日の初の3000超え(目視なのでこのレベルで表記)から9日は2500人台、10日は1200人台と減少している。ただし、東京都の最新データでは8日3301、9日2770、10日1367である。このデータは3~4日間は後で判明したものが追加される傾向にあり、日経は追加分に基づく修正をしていないと思われる。これに対して新規感染者数は、その日の〆切時間までに感染が報告された数なので、変更されることはない。10日の新規感染者は206と減少したが、10日分の検査で陽性と判明した人の数は60人である。前者の最多は報道のように9日の243だが、報道されていない後者では8日分の217が最多で、2番目は7日分の205で、9日分は168で3番目である(ただし9日と10日分はなお追加がある可能性ある。7日分と8日分については追加はあっても微増であろう)。感染状況は直近1週間と現在(一日分)の両方が掲載され、前者が7.7、後者は9.4である。
 11日の感染者数32で二番目の神奈川を表示すると、ここ最近の検査数が最多なのは7日の250人超で、掲載されているのは130程度の9日分まで。埼玉はこれも7日の約1800が最多で10日は約600である。これに対して千葉県は9日に久しぶりに感染者数が20人を超えたためか10日にほぼ過去最多タイの380台となった。9日は200超であった。首都圏以外で12日には感染者32の大阪をみると、7日の約1400が検査人数の最多である。緊急事態宣言時の最多は約800だった。9日は入力ミスであろうがマイナス600台となっている。そこで大阪府のサイトで確認すると643であった。驚くことには7日の検査人数は1400ではなく、700台(最新日以外は棒グラフからの目視)であった。8日も微減の700台で、9日が643である。10日については未掲載であるが、日経では700台となっており、これも入力ミスであろう。チェックをしていないのだろうか。再確認すると、大阪府の検査数は5月14日の793件が最多で、5月9日の764が二番目で、7月8日の752が三番目、9日の745が4番目であった(当該棒グラフにマウスを持って行くと日付と数が表示された。もしやと思い日経サイトも試したが表示されなかった)。
 以上、全国の検査状況を知りたいと思い、検索して前掲のサイトを確認したが、30000という検査目標はどうなったのか(最多で13000)というのが最大の疑問である。検査体制・能力の問題なのか、特定の関係者の検査をすれば良いと思っているためなかの不明だが、検査人数を増やして実態把握をしないと、政府や都道府県の発表の信頼性は低くなる。この点もマスメディアがそうした事実を国民に知らせるとともに、厳しく批判すべきではないか。

2020年7月10日 (金)

マスメディアの役割2

 九日のワイドショーで、八日の感染者数が最多の224件であるとともに、検査件数がはじめて3000を超えたことも報道されたそうだ。東京都のサイトを見ると、「その他 参考指標」の中に「検査実施件数」があり、8日3330件と表示されている。
 注記は以下の通り。1)検体採取日を基準とする。ただし、一部検査結果判明日に基づくものを含む 。2)同一の対象者について複数の検体を検査する場合がある 。3)5月13日以降は、PCR検査に加え、抗原検査の件数を含む 。 4)速報値として公開するものであり、後日確定データとして修正される場合がある。
 非常にわかりにくい。昨日アップした記事も後で数値を訂正した。この検査件数と「検査の陽性率」で使用されている「検査者数(陽性、陰性)」と数字が違うのは主に2)のためであろう。わかりやすいのは後者であるが、なぜか前者が報道されている。東京などに宣言が出された四月七日は前者934、後者271と3倍以上の差がある。七月八日でも3330に対して2501である。
 いずれの数値も合計をしないと活用できるデータとはならず、極めて不親切である。「実施件数」にしても「テーブルを表示」で示される数字(健康安全研究センター実施数、医療機関等実施数)を合計しないといけない。とりあえず、数字を手入力(コピーできないので)して計算すると、七月六日が最多で3734、七日が3097で、八日が初めてだというのは嘘で、七月三日の3159が初めてである。医療機関等実施数をみると、金曜日の数値が常に大変少ない。前後の日の15%(土曜比)から30%(木曜比)である。直近の六日も748、六月二八日が419、二一日が314である。
 感染者数との対比で利用するなら、実施件数ではなく、検査者数でなければならない。検査者数でいうと、八日は陽性185、陰性2316の計2501で、一日の陽性率は7.4%、七日は196、2543、計2739、陽性率7.2%、検査者数が少ない五日の金曜日が91、765、計856、陽性率10.6%であるが、これらはこちらが表計算ソフトに手入力して計算してはじめてわかるものである。緊急事態宣言との関係でいうと、全国に出された四月一六日は、136、510、26.7%、以前の一〇日が143、362、39.5%、一一日が159、503、31.6%である。
 東京都の公開データそのものがわかりにくいのが問題だが、マスメディアは以上の作業を前提として、正確なデータを出すよう要求すべきである。昨日記した感染率は公開されたもので、過去七日間の平均であるが、一日毎の平均(手入力データで計算)と併せて利用しないと、ごまかされてしまう(一〇日にさらに更新したが、東京都のデータ更新は昨日も19時30分だった。オリンピック延期以前と全く同じ状況に陥ってしまっている。これは予想できたことで、都知事は交代させるべきであった)。

 

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