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2020年7月13日 (月)

マスメディアの役割3

 東京都のデータについて述べたが、マスメディアで報道に使用されている「検査実施件数」は7月9日までで更新がストップしている。7月8日分はその後のデータが追加されたのか3500となり、9日が3352である(13日朝の時点。最終更新は10日19時30分。多くのデータは12日20時15分更新である)。全国の状況はどうであろうかと検索すると日本経済新聞の「チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウィルス」に到った。冒頭に「東京都の感染データ」があるのは、現在の焦点であるからだろう。新規感染者数、経路不明者の比率、直近1週間の年代別感染者が掲載され、簡単な解説文が付されている。20代47%、30代24%で、10代と70代以上の感染者は少ない。
 次いで全国の新規感染者が都道府県毎に横棒グラフで掲載されている。20人以上が赤色だが、首都圏4都道府県と大阪が11日分で該当している。全国では372人だが、すでに報道された13日分は400を超えた。続いて都道府県毎のデータを選んで表示させ確認ができるが、その次にある全国のデータを先にみると、全国のPCR検査実施数が縦棒グラフで表示されている。5月8日が13000超で最多で、9日と14日が一万人を超えたが、それ以降は減少傾向で大半が6000人以下である。6月に入り微増となり、7月からは増加率が大きくなった。東京都で述べたのと同様、曜日によって少ない日がある。政府は30000人を実現するといったが、遠く及ばない状況である。そこまで増やす必要はなく、特定の関係者の検査を増やせばよいというのだろうか。
 これに関連して、東京都新宿区は感染者に一人10万円を給付する制度を導入し、これが特定の関係者の検査数を増加させている模様。陽性患者数の累計(12日時点で都全体で7927人)でしか確認できないが、新宿区(こちらは11日までの累計)が1101人と多い。もう一つ注目されている池袋のある豊島区は301人と思ったより少ない。二番目は世田谷の614人である。次いで、港、中野、練馬、杉並と続き、豊島区は7番目である。以上は東京都のデータサイトからの引用である。
 日経のサイトで「東京都」のデータを表示させると、新規感染者数、感染者・回復者・死者数、PCR検査人数、人口10万人あたりの感染状況が確認できる。PCR検査実施数ではなく検査を受けた人数を掲載しており、7月8日の初の3000超え(目視なのでこのレベルで表記)から9日は2500人台、10日は1200人台と減少している。ただし、東京都の最新データでは8日3301、9日2770、10日1367である。このデータは3~4日間は後で判明したものが追加される傾向にあり、日経は追加分に基づく修正をしていないと思われる。これに対して新規感染者数は、その日の〆切時間までに感染が報告された数なので、変更されることはない。10日の新規感染者は206と減少したが、10日分の検査で陽性と判明した人の数は60人である。前者の最多は報道のように9日の243だが、報道されていない後者では8日分の217が最多で、2番目は7日分の205で、9日分は168で3番目である(ただし9日と10日分はなお追加がある可能性ある。7日分と8日分については追加はあっても微増であろう)。感染状況は直近1週間と現在(一日分)の両方が掲載され、前者が7.7、後者は9.4である。
 11日の感染者数32で二番目の神奈川を表示すると、ここ最近の検査数が最多なのは7日の250人超で、掲載されているのは130程度の9日分まで。埼玉はこれも7日の約1800が最多で10日は約600である。これに対して千葉県は9日に久しぶりに感染者数が20人を超えたためか10日にほぼ過去最多タイの380台となった。9日は200超であった。首都圏以外で12日には感染者32の大阪をみると、7日の約1400が検査人数の最多である。緊急事態宣言時の最多は約800だった。9日は入力ミスであろうがマイナス600台となっている。そこで大阪府のサイトで確認すると643であった。驚くことには7日の検査人数は1400ではなく、700台(最新日以外は棒グラフからの目視)であった。8日も微減の700台で、9日が643である。10日については未掲載であるが、日経では700台となっており、これも入力ミスであろう。チェックをしていないのだろうか。再確認すると、大阪府の検査数は5月14日の793件が最多で、5月9日の764が二番目で、7月8日の752が三番目、9日の745が4番目であった(当該棒グラフにマウスを持って行くと日付と数が表示された。もしやと思い日経サイトも試したが表示されなかった)。
 以上、全国の検査状況を知りたいと思い、検索して前掲のサイトを確認したが、30000という検査目標はどうなったのか(最多で13000)というのが最大の疑問である。検査体制・能力の問題なのか、特定の関係者の検査をすれば良いと思っているためなかの不明だが、検査人数を増やして実態把握をしないと、政府や都道府県の発表の信頼性は低くなる。この点もマスメディアがそうした事実を国民に知らせるとともに、厳しく批判すべきではないか。

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