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2019年10月13日 (日)

近況から4

 井山四冠と許家元八段の天元戦第一局は、許八段の中押し勝となった。以前の井山四冠は国内戦では、優勢な碁を逆転されることはほとんどなかったが、最近はそうでもない。この対局も終盤まで優勢であったが、死ぬはずのない大石が死んだため、大逆転となった。芝野名人との王座戦も始まるが、勝敗はともかく、両対局者が本領を発揮した対局となることを期待する。
 おかげ坏国際は五月開催のおかげ坏の成績でメンバーが決まるのだろうが、まだ日本棋院のサイトには掲載されていない。男性は一位芝野名人、二位安達六段、三位一力八段であろうか。女性はベスト八に藤沢四段、上野三段、岩田初段(関西棋院)の三人が残っていたが、男子と違い代表決定戦がされたとの情報は掲載されていない。いずれにせよ、若手の棋戦で女性三名がベスト八に入っていることは、男女の差が縮まっていることを示している。
 昨年度のおかげ坏国際で唯一位四戦全勝だった韓国代表申眞諝九段(一九才)は、夢百合坏では二回戦で中国の丁浩六段に敗れた。今年六月のTVアジア杯決勝では申九段が勝利していた。一力八段はアジア杯は初戦で丁六段(一九才)に敗れており、今回、夢百合坏三回戦で雪辱したことになる。やはりベスト八に残った中国の許嘉陽八段(二〇才)はアジア杯初戦で申九段に敗れている。アジア杯は、日中韓三ヵ国のTV早碁棋戦の優勝者・準優勝者と前年度優勝者の七名で争われる棋戦である。日本人棋士の優勝は2013年大会に井山四冠が優勝したのが最後である。持ち回りであるが、日本と韓国で開催する大会はコミ六目半、中国では七目半で行われる。
 中国や韓国でも芝野名人と同世代の棋士が活躍し、国際戦の実績では芝野名人を上回っている。芝野名人は二年前の二〇才未満の棋士で行われるグロービス坏でベスト四に入ったのが最高である。昨年は予選リーグ敗退、今年はベスト八にとどまっている。優勝は五年前の第一回大会の一力七段のみである。
補足:第四回夢百合坏は三回戦残りの五局が終わり、前回が韓国勢同士の決勝戦であったのとは様変わりし、ベスト八は一力八段以外は中国勢が独占した。来年三月に準々決勝が行われるが、一力八段の相手は謝科七段一九才となった。2015年にベスト八、二〇一七年にはベスト四入りしている。中国の若手は次から次へと台頭し、長期間にわたって地位を維持するのは本当に実力のある棋士のみである。日本でも一二月で一四才の福岡航太郎初段がいるが、切磋琢磨するライバルがたくさんいないと苦しい。中国勢は一〇代半ばから世界戦で活躍している。

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