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2017年9月 8日 (金)

囲碁将棋界の近況から4

  囲碁界では最年少昇段した一七歳の芝野七段が本因坊リーグ入りを決め、一九歳で台湾出身の許家元四段が棋聖戦Aリーグで高尾名人とともにSリーグへの昇級を決めて七段に昇段した。囲碁・将棋でともに賞金が高額で読売新聞が主催する囲碁棋聖戦と将棋竜王戦のシステムはよく似ている。両タイトルともそれまで最高位であった名人戦に対して新設された。ともに最高位であった名人戦が契約更新時に囲碁は読売から朝日に、将棋は朝日から毎日へ移った。そのため、日本棋院と読売が新たに棋聖戦を創設し、将棋は名人戦が朝日と毎日に掲載されるという変則的な形となり、それまで毎日が掲載してきた王将戦は毎日系列のスポーツ日本に掲載された。一方で十段戦を主催してきた読売はこれを発展的に解消し、タイトル賞金最高の竜王戦を創設した。
 囲碁棋聖戦は当初各段戦を行い、優勝者がパラマス方式という下位段優勝者が上位段優勝者に挑戦し、最後に最高棋士決定ト-ナメントで優勝した棋士が挑戦者になった。将棋なら4段以上だが囲碁は初段からプロなので、2014年にS・A・B・Cの四クラスとなり、将棋の六組制以上にシンプルとなった。裏を返せば下のクラスは参加者が大変多い。Sリーグ入りの最年少は一六歳の一力七段である。
 将棋界では竜王と名人を最高位とするが、囲碁界では棋聖戦が単独の最高位である。将棋名人戦は順位戦を昇級してA級で首位とならない限り挑戦者にはなれない点で、実力と共に時間を要するタイトルである。竜王戦にもクラスがあるが、そこまでの時間は要しない。典型的であったのが、竜王戦を九連覇した渡辺氏で2004年に竜王となったがA級昇級は2010年で、名人挑戦はまだない。渡辺氏は20歳での竜王獲得だったが、羽生氏が最年少で19歳である。
追記 竜王戦は羽生二冠が挑戦者となりひさしぶりの羽生-渡辺の七番勝負となった。羽生二冠も万全ではないが、それ以上に竜王・棋王二冠の渡辺氏は不調である。竜王戦九連覇中は二日制の碁が特に強さをみせていたが、挑戦者になるまでは一日制であるがゆえにたのタイトルでは活躍しないと思っていた時期があった。羽生二冠が三連勝して竜王七期=永世竜王まであと一勝に迫ったこともあったが、そこから渡辺氏が四連勝ということもあった。渡辺氏も二〇一二年ニは一日制を克服して名実ともにトップとなったこともあったが、最近は不調である。八日の順位戦は勝利したが今年は5勝7敗。羽生氏も八日の挑戦者決定戦に勝って連敗を4で止めたが14勝11敗である。現在ランキング1位の豊島八段は17勝2敗。

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