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2017年8月28日 (月)

将棋・囲碁界の近況から2

 同じ頃井山六冠も七月三〇日に山田九段に早碁棋戦である阿含杯で敗れるまで、二〇連勝に近づく勢いであった。この棋戦は決勝が一九歳の許家元四段を破った四〇歳の高尾名人と準決勝で山田九段を破った一八歳の六浦三段で行われ、その勝者は中国の阿含杯勝者と対戦する。現在は韓国のトップ朴九段が20連勝に近づいている。世界戦の夢百合杯では世界ランキング1位の柯九段と2位の朴九段が準々決勝であたり、朴9段が勝利し、前回優勝者が敗退。ベスト8は韓国の両朴氏二名を除く中国の六名は新顔のみである。準々決勝は両朴氏と2名の新顔が勝利。
 一一月には世界戦LG杯のベスト8の棋士が東京で、準々決勝、準決勝を行う。日本勢で唯一ベスト8に残っている井山六冠としてはまもなく始まる高尾名人とのリターンマッチとともに重要な戦いとなろう。であるからこそ、一力七段としては絶好調の井山六冠から王座タイトルを奪取するぐらいかぎりぎりの勝負でないと、国際棋戦での好成績はおぼつかないであろう。
 将棋界については新聞の将棋欄の記事とネットで知ったぐらいの知識しかないが、佐藤名人・豊島八段・菅井七段といった二〇代後半のトップ棋士がようやく羽生世代ならびに渡辺竜王に追いつき追い越せのレベルになったぐらいであろうか。以前述べたように現在は頭一つ抜けた棋士はいないようである。豊島・菅井両棋士は相次いで藤井四段に公式戦で勝利したことで、一般的には名前が知られるようになった。将棋レーテイングでは佐藤名人とこの二人がベスト3で、豊島・佐藤・菅井の順で四位が羽生三冠である。菅井七段は王位戦7番勝負で羽生王位を3勝1敗と追い込んでいる。
 以前は、プロとアマの差が一番大きいのが将棋と相撲だといわれていた。これに対して囲碁は同じような価値をもった手が複数あることと、人間の能力ではわかることが限られれているためか、人間同士の差がつきにくく、女性棋士が男性棋士に勝利することも珍しくなかった。それがAIの登場で大きく変化している。将棋界も早晩、時代の変化の波に巻きこまれることは確実であろう。
 とはいえ、囲碁も国際戦の影響で持ち時間が短縮されたことで、よい面と悪い面の両方の影響がみられる。持ち時間は囲碁の三大タイトルはリーグ戦4時間、挑戦手合い8時間だが、将棋の四大タイトルは、リーグ戦4時間(A級順位戦のみ5時間)、挑戦手合い8時間(王位・王将)と9時間(名人・竜王)となっている。手数は将棋は二百にとどくことはまずないが、囲碁は三百を超えることもそう珍しくない。

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