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2017年8月28日 (月)

将棋・囲碁界の近況から3

 高尾9段の実兄は近世史家(そのブログには家族のことも述べてある)で活躍している割にはポストにめぐまれていなかったが、先日、NHKで忍者を取り上げた番組をたまたま見ていたら、三重大の准教授となっており、これでようやく落ちついて活躍できそうであるが、一方では家族は東京においての単身赴任であるようだ。実力の割にポストに恵まれない多数の人がいる反面、ポストに見合わない実力の研究者も山ほどいるので、日本の各分野の採用の方法をなんとかしないと、将来はさらに暗いのではないか。地方はさらにポストが限られるが、その採用も山梨市までいかなくてもずさんである。才能のある人を採用しない限り、地方の将来もまた暗い。
 「才能のない人はどうしたら」との疑問も出ようが、自分がどの分野に才能があるかを理解でき、その才能をのばせる社会にしていくしかない。実際には才能に気づかされることもなく、また、気づいても伸ばせないままの例もやまほどあろう。様々な才能が正しく評価されていく社会でなければならない。逆に言えばその役割以上に優遇されている職業があるのも確かである。国会議員などは重要なので、優遇の見直しではなく、本当に力量のある人が選ばれるシステムの構築が必要である。女性議員の比率も高めないといけないが、そのためには子どもの養育のあり方を、男性の役割とともに再考しなければならない。
 二世が多いのが日本の各分野の特徴であるが、一番の問題点は本当に才能のある人の伸ばす門戸を狭くしていることである。二世だから悪いというのではなく、ようは一人ひとりがどうかであるが、質の低下を招いているのは確かである。
 芸能の分野でも二世がほとんどだが、親子二代のチャンピョンなど、ボクシング・レスリングなどクラスが分かれている世界以外ではないのではないか。囲碁・将棋の世界をみても祖父以来の棋士もいるが、親子でタイトルなどという例は、ヒカルの碁の塔矢親子のモデルとなった羽根父子のみで、父羽根泰正9段は5タイトルだが、中部総本部の棋士のみ参加の王冠位4期と全棋士参加の王座1期である。子の羽根直樹9段は七大タイトル中4タイトルを通算8期(合計タイトル数25)保持しており、父を上回っている。直樹9段は父が棋士でなくても大成するセンスを持っていたから、この成績なのであろう。将棋の藤井4段にしても親は将棋を知らないということである。また、タイトル棋士を上回るセンスを持ちながらも大成できなかった棋士もいくらでもいると思われる。

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