koewokiku(HPへ)

« 元弘3年の後醍醐天皇綸旨 | トップページ | 囲碁と将棋2 »

2017年5月26日 (金)

囲碁と将棋1

 アルファー碁(AI)とコ・ジェ9段(20才。2015年10月に中国1位、その後まもなく世界1位で現在に至る)の3番勝負も2局が終わって、AIの連勝となった。14ヶ月前のイ・セドル9段との対局結果や年末・年始のネット上の早碁で60連勝した実績からAI優位が大方の予想であった。開発者ハサビスの説明では14ヶ月前のAIに対して3目強くなっている(2目置かせて全勝、3目でいい勝負なのであろう)とのことで、当然と言えばそれまでか。AIは14ヶ月前の勝利以降、人間の棋譜から学ぶのをやめ、AI同士の対局で実力をアップするとともに、弱点を潰していったという。
 今回の第1局は趙治勲9段の解説、第2局は石田芳夫9段の解説であった。それぞれ60才と68才、木谷門下の兄弟弟子で囲碁解説者としては定評があるが、解説の方法とその評価内容には大きな差があった。特に、石田氏が1局目の方が好勝負と述べたのには驚いた。石田氏の解説はわかりやすいのだが、AIの情報は豊富ではないかもしれない。関係者の評価は1局目は序盤に優位に立ったAIが後半は勝つ事に徹して予定通り半目勝を収めたが、2局目は100手前後までは互角であったが、その後の着手の乱れから、差が付いたとのこと。本人のコメントはチャンスが訪れたので緊張のあまり乱れたとのこと。AIは序盤から人間に差をつけることが多く、ここまで最新のAIに対抗できたのは初めてとのこと。あと、先番の優位をなくすためのコミ(ハンデ)があるが、現在ではわずかに白番が有利であり、第1局は黒番、第2局は白番であったコ・ジェ9段は3局目は白番を選択した。AIも黒番だとコミを出すことは大変だから。人間が黒番だとAIは余裕たっぷりに対処して半目で勝利することが多いそうだ。少しの違いだが、黒番のAIの方がより最善手を打とうとする。白番で序盤に優位に立つと半目勝てばよいとのことから緩着を討つ事もあり、人間側は対局のモチベーションを保ちにくいとのこと。明日の3局目に期待か。本日はAIと人間が組んだペア碁(AI+古力対AI+連笑)とAI対中国のトッププロ5人の相談囲碁が行われた。コ・ジェ9段を頂点とする中国の8人のプロが登場した事になる。ただ、黒番の相談囲碁チームに対して序盤から優位に立ったAI対中国が後半は余裕たっぷりに逃げ切り、最後に相談囲碁チームが投了した。

« 元弘3年の後醍醐天皇綸旨 | トップページ | 囲碁と将棋2 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 囲碁と将棋1:

« 元弘3年の後醍醐天皇綸旨 | トップページ | 囲碁と将棋2 »

2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ