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2011年10月 2日 (日)

岡山県立図書館

 因碩の本については中古本を購入したが、近くへ行く用事があったので、岡山県立図書館に行ってみた。近年出版された棋士の打碁集や本因坊家の全集の改訂版なども所蔵していた。高尾紳路編の藤沢秀行氏のものもあり、なお驚いたのは精読した跡がその他の本を含めて見られたこと。貸し出し数の多さが伺われた。
 『本因坊秀甫全集』については、以前、岸本・岩田など島根県関係のものを複写していたが、福井正明氏による増補・改訂版(全七巻)をみた。全集は中国でも一冊本で出版されているようだが、増補された約100局については収録されていない。棋譜については、著作権があるかどうかについて議論があるようである。左一郎との対局については既知の4局分のみであったが、解説では弥吉常先で打ち分けであったことが付記されていた(この点については、すでに紹介済みの成田山仏教図書館所蔵資料に記されている)。
 歴史学の雑誌についても、全国的な主なものとともに、広島の学会誌も置かれており、その中から安芸・吉川氏関係のものを複写した。棟札に登場する山縣氏など関係者について確認するためである。複写については、多くの場合と同様、申請用紙に記入して自分で複写し、それを担当者が確認するというものであった。
 これで中国五県の県立図書館は、一度は行ったことになる。財政難の中、岡山のように明確な実績がないと予算の確保は難しいようだが、予算が減ると利用促進も困難となり悪循環に陥る。各県知事並びに財政担当者の文化的識見が求められよう。高校で日本史を必修とする(当然マイナスもあり、知事交代で変わる可能性もあり)一方で、文書館の職員を半分近くに削減した某県知事を含め、松下政経塾の関係者で、評価すべき人はいまのところいない。

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