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2010年4月17日 (土)

仮説と結論

 inspiron9200が突然起動しなくなった。HDDだけでなくCDから起動することもできず、その関係部品が壊れたと思った。17インチWuxgaノングレア液晶は便利である故にショックであった。とうとうその日が来たかとも思った。前に述べたnt300も同様の症状が出て、結果的にはオークションで中古を購入し、メモリーやHDDをそのまま使用することができた。そこで、今回もオークションで、液晶が故障した9200が出品されており入札した。ただ、確認されているのはbios画面の起動までで、思ったより高い値(とはいえ5000円台)がついたので、落札はしなかった。
 それでもと思い、HDDを再フォーマットしてみたら、CDからの起動ができ、ひょっとするとHDDの故障かと思った。windowsを再インストールするため、何度かHDDをフォーマットしては9200つないでいると、とうとう認識しなくなった。余ったHDDがあるはずで、それで試みようと思ったが見あたらず、迷ったあげく、新しいHDD(PATAでは最大の320G)を購入した。PCの起動部分の故障なら新しいHDDは無駄になるのである。
 祈るような気持ちでつなぐと、xpとwindows7のインストールが何事もなくでき、HDDの故障であることが確定した。自分の当初の仮説は間違いだったのである。9200は、以前もXPと7のデュアルブートを試みたがなぜかうまくいかず、今回も結局は7のみのインストールで使うこととした。
 長々とPCについて述べたが、自分自身は歴史研究を行う際に、あらゆる関係史料とその解釈の可能性を確認しないと判断をくだすことができない。その過程ではいろいろな仮説が浮かんでは消えたりする。仮説を立てるのは誰でも同じであるが、本ブログで批判を加えた「いわゆる通説」の中には、仮説が成り立つことをきちんと確認しないまま、論文として発表されていると感じるものがあった。もっと他の可能性もあるし、検討すべき史料もあるのに、検証がされていないと感じた。せっかく丹念な史料収集がなされているの(ここは大変評価できる)、最初に決めた答えにそって史料を解釈するのは極めて勿体ない。
 自分は中世史が中心であるが、本当は他の時代についても論じていきたい。江戸時代の松江藩の財政や政策に関する通説にも、なぜそのような解釈が可能なのか、自分には全く理解できないものがいくつかある。とりあえずは、自分なりに資料を探して考えていくしかないが、近世史の専門家には、そのための資料の公開を積極的に進めていただきたいし、歴史に関心を持つ人は、単に通説を利用するのではなく、自分の頭で考えていただくと幸いである。そうしない限り真実への接近とそれを踏まえた歴史の活用(発見)はできず、単に歴史を造ることになる。         

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